医療コーディネーター日記

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2010年の高齢化率が23.1%となり、ついに私たちの社会は超高齢社会(65歳以上の人

が総人口に占める割合が21%を超える)となりました。

 

それに伴い、高齢者が食べられなくなった時、人工的な栄養・水分補給についてどう

考え、どう実践していくのか、は大きな課題となっています。

 

動物は口から食べられなくなれば死にます。しかし、人間はその代替手段を持ってい

ます。その手段をどう使っていくのか、私たち一人一人の死生観とも直結している問

題でもあり、簡単には答えを導き出せるものではありません。

 

今日ご紹介する「高齢者ケアと人工栄養を考える‐本人と家族の意思決定プロセス

ノート」

PDF: http://www.l.u-tokyo.ac.jp/dls/cleth/ahn/pdf/processnote_all.pdf  

は、食べられなくなったときにどのような選択に至るか、その意思決定のプロセス

を、ご本人とご家族が、医療者の助言も得ながら、一歩一歩たどることを応援できた

ら、という思いで作られています。(「高齢者ケアに関する意思決定プロセス」研究

班のページ http://www.l.u-tokyo.ac.jp/dls/cleth/ahn/index.html より一部引

用)

 

 

現在、日本老年医学会「高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン:人工

的水分・栄養補給を中心として」の作成を目指してガイドラインの試案と意見公募が

行われています。ご興味のある方は下記参考にして下さい。

 

上記ガイドラインへの意見書き込み・送信用ファイル

http://www.l.u-tokyo.ac.jp/dls/cleth/guideline/index.html

 

また、参考になる調査として下記もご紹介します。

 

認知症患者の胃ろうガイドラインの作成

―原疾患、重症度別の適応・不適応、見直し、中止に関する調査研究―

http://www.peg.or.jp/news/research/h22_peg.html

 

胃ろう(PEG)手帳

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胃ろう造設直後のがん患者さんが帰宅することになりました。

 

在宅では、ご家族の方が疾患を詳しく知りたい時や、ケアの方法を知りたい時に看護

師向けの書籍を購入して参考にしていることがあります。

しかし、介護をしながら厚い本を読みこむことはかなり大変だろうと思います。

終末期の患者さんの介護をされている方は特にそうでしょう。

 

そこで、在宅で短時間で分かりやすく読むことが出来る安価な物、かつ記録も出来る

物、という視点で探した結果、

 

NPO法人PEGドクターズネットワーク

http://www.peg.or.jp/

 

の胃ろう(PEG)手帳

http://www.wisecart.ne.jp/peg001/7.1/1/

 

を見つけ、取り寄せてみました。

これが、とても使いやすそうだったためご紹介します。

 

・大判で手に取りやすい大きさです

・字が大きく、カラーで写真やイラストが多用されていて、見やすくなっていま

PEGの種類や次回の交換日が記録できるようになっています

・一冊500円です!

 

記載されている内容は、基本的な事項がほとんどです。そのため、造設前に手に取る

ことが望ましいと思います。

とはいえ、困った時の対処法が写真とイラストで示されており、在宅で「これはおかし

いな?」と感じた時、比較出来るようになっています。異常がどんな物かを知ること

で、早期発見に役立つことでしょう。

 

次回の訪問日には、一冊持参してみようと思います。

 

 

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がん患者さんの訪問看護中に、「涙が止まらない」「すぐに涙が出る」と涙に関する

訴えがありました。訴えの内容がよく似ており、お一人の方は起き上がると片方の目から、どっと涙が溢れ落ちて着物を濡らしてしまう程でした。その時は理由が分からないながらも、非常に気になっていました。

 

今回、「抗がん剤治療と眼の症状」(静岡県立静岡がんセンター発行の冊子)を読む

機会がありました。

http://survivorship.jp/eye/index.html

 

抗がん剤の副作用が眼の症状として現れる、ということは初めて聞きました。

実際、冊子の中の「原因と頻度」という項目にも、「明確なことをお伝えするには、

まだまだデータ不足です」と書いてありました。ただ、涙の中に排出された抗がん剤

が、目の組織にダメージを与えるためではないかと推測されているそうです。

 

何よりも早期の処置が大切、とのこと。気になる患者さんには主治医へ相談し、必要

があれば眼科受診をする場合があることをお伝えしていきたいと思いました。

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115日(土)午後

福岡県コメディカルスタッフがん医療研修会にて「緩和ケアを支えるコメディカルの

役割」というテーマで研修が行われました。私は、「自分らしく納得のいく医療を支

える緩和ケア」というタイトルの講演を行いました。

http://www.gan.med.kyushu-u.ac.jp/medical/guide_111105.html

 

今回は、「緩和ケアにおける薬剤師の役割」「ホスピスにおけるリハビリの役割」と

いうことで福岡大学病院緩和ケアチームの薬剤師内山将伸先生、栄光病院リハビリ

テーション部理学療法士の林邦男先生の講演もあり、聴衆も看護師・薬剤師・理学療

法士、と多様な職種の方々がいらっしゃいました。

 

ホスピスの最前線で活躍されている方々のお話しを拝聴し、「納得」はどの分野でも

キーワードであることを実感しました。

 

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99日(金)午後

日本医業経営コンサルタント協会 福岡県支部 継続研修

「自分らしく納得のいく医療の選択支援をめざして」

http://www.jahmc.com/pdf/fuk/attach_fuk_20110824133903.pdf

 

医業経営に関わる皆様への講演だったため、患者さんの本音を伝え、自身のこととし

て考えて頂くことを主としました。講演後アンケート結果を頂きました。

 

・参加型が新鮮だった

・ロールプレイングを通して患者さんの考え方を想像できた

・ロールプレイングで様々な意見・考え方に触れることができた

・会員同士の交流が出来、ゆっくり深く考えることができた

 

など、自分ごととして考えることが出来た、との評価を頂きました。

「納得」とは何か、を一緒に考えることが出来たことが価値となったことを祈ってい

ます。 Y.I

 

731日(日)午前

39期 慢性疾患医療交流集会の分科会にて「慢性疾患としてのがん患者さんに寄り

添う」というタイトルで講演をしました。

 

講演後は初めてのワールドカフェ形式にて「慢性疾患としてのがん医療を支えるため

に私たちができること」という視点で、チームアプローチを深めるためのセッション

を行い、私もそこに参加しました。

 

一つのグループで話し合いをしていると、話が行き詰ってくることが多々あります。

しかしワールドカフェ形式では話し合いをするメンバーが入れ替わっていくので、行

き詰っていた話題も新たな展開を見せ、思ってもいない話へと展開していく様がダイ

ナミックで、非常に興味深いセッションでした。メンバーは他職種に渡っており、互

いを知る良いきっかけにもなりました。 Y.I

昨日ステーション開設1周年です♪ 

振り返れば、在宅での看取り17件、緊急訪問70回でした。

 ・家に帰りたい、その思いを大切にしよう
 ・住み慣れた在宅での看取りを支えよう
 ・高い技術で痛みをできる限り緩和しよう
 ・自分らしく納得のいく生活を支えよう

 そんな思いであっという間に1年が過ぎました。

 現在までに17名の方を在宅で看取りました。
 これほど多くの死に触れることがなかったので、当初は心がざわざわしていました。

 とはいえ、遺族の方から

 『家に連れて帰ってきてほんと良かったです。病院では錯乱していることも多かったのに、家ではほんと落ち着いていました。』

 『亡くなる晩もずっと手を握っていたんです。病院ではこうはいかなかったと思います。頑張って良かったです。』

 『○○さんがいたから頑張って来れました。これ以上ないほどできました。』

 といった後日談を聞くにつれ、だんだん肝も据わってきました^_^

 

在宅医療も一長一短がありますが、自分らしく納得のいくための大切な選択肢です。腰を据えて地域社会に貢献しようと思っています。

 

あだちケアマネ研究会10月定例会にて「訪問看護との連携 ?がん末期の利用者への

関わりについて?」の講演を行いました。

 

介護と看護の連携が重要と言われていますが、在宅の現場では互いが顔を合わせる機

会は意識しないと作ることが出来ず、色々な課題が山積しています。今回は、がん末

期の方に関わるケアマネジャーが、訪問看護サービスとの連携を模索するということ

で、講師に呼んで頂きました。

 

当日は事例を使用してグループディスカッションを行い、多職種が関わる在宅でどの

ように互いの思いを分かち合っていけば良いのか、話し合いをして頂きました。ディ

スカッションの後はグループごとに発表をして頂き、課題、展望、具体的な連携方法

が発表されました。グループそれぞれに多様な反応、意見があり、それを共有するこ

とで学びになったと思います。

 

最後に、事例を通して在宅ホスピスに関わる訪問看護師の立場として思うこと、期待

することをお話しさせて頂きました。今回は私自身がケアマネジャーの考え・思い・

連携の課題を多々知ることが出来、私自身も学ぶことの多い会となりました。

訪問看護を始めた直後、フィジカルアセスメントの重要性を痛感しました。

在宅は、医師の定期的な訪問は多くても週一回、患者さんと向き合うのは看護師一

人、という状況です。ちょっとした身体の変化を見逃してはいないか、大きな緊張の

中で働いています。

 

そこで9月、日本訪問看護振興財団主催の研修、「終末期におけるフィジカルアセス

メント」の参加しました。

http://www.jvnf.or.jp/kensyu/terminal.html

 

講師は、医師であり、アメリカで看護学博士まで取得された、名古屋大学医学部基礎

看護学講座教授の山内豊明先生でした。

 

フィジカルアセスメントガイドブック―目と手と耳でここまでわかる」(アマゾン

からのリンク)をテキストにしながらの授業はとても興味深いものでした。さらにア

セスメントをする前の段階として、自分が使用している言葉の定義が曖昧であること

にも気付かされました。

 

あっという間の一日でしたが、継続して勉強する必要性を実感しています。

しかし、なかなかその機会はなく、何か工夫が必要だと思っている時に、下記の連載

を見つけました。

 

小テストで学ぶ "フィジカルアセスメント" for Nurses (週刊医学会新聞)

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02900_06

 

テスト形式で答えの記載はなく、ヒントのみが書かれています。

ここでも、まずは共通の用語を使いこなすことの重要性が書かれていました。

山内先生のテキスト片手に挑戦してみたいと思います!

在宅緩和ケアを一緒に担いませんか?

 

看護師向けに訪問看護の説明会を行います。

『在宅の現場ってどんな感じ?』
『どんな思いで運営しているステーションなの?』
『どうしたらうまく連携できるかな』
・・・

そんな思いをお持ちのナース、ぜひいらして下さい^_^
岩本ゆり(ステーション管理者)が説明します。

 

【日時】 2011/9/17(土) 10:00~11:00

【場所】 楽患ナース訪問看護ステーション(西新井駅徒歩3分)
http://hn.rnurse.jp/access.html

※スカイプでの参加も可能です。ご希望の方はinfo@rnurse.jp へ前日までにお知らせ下さい。

【内容】
・楽患ナースについて  (5分)
・訪問看護業務について (40分)
・給与条件について   (5分)
・QandA           (10分)

【参加方法】

前日までにinfo@rnurse.jp もしくは03-6806-3920へ連絡下さい。
子連れ参加も歓迎です。