終末期治療の選択にビデオが有用
ひとつ前のエントリーで、「物事を明確にインパクトがあるように伝えるには、相手の視覚に訴えることが重要だ」ということで、医療においても動画が活用されてきたことを書きました。
タイムリーに関連した研究結果がアメリカで発表されたという記事を見つけましたのでご紹介します。
研究を率いた米マサチューセッツ総合病院(ボストン)のAngelo Volandes博士によると、終末期の治療の決定に患者自身が関与するようになってきているが、疾患やそれに伴う治療がどのようなものかを患者が具体的に想像するのが難しいという問題があるという。「話をするだけでは疾患の経過や選択できる医療措置の全体像を描くことができないことがあるが、ビデオの使用が役立つ可能性がある」
この研究では、口頭説明だけの群とビデオを見た群との間には明らかに選択した治療法に差があることを伝えていますが、ここまではっきりと差が出ているとは驚きました。そして、影響力が強いがゆえに、その内容の公正さは重要だ、ともありました。まったく同感です。
動画を使って、同病の人がどのように治療を選択したのかを知ることが出来るサイトとしては、DIPEx があります。
DIPExは Database of Individual Patient Experiences(個々の患者の体験のデータベース)の頭文字を組み合わせた名前です。ホームページにアクセスすることで、新たに病気の診断を受けた人は、ほかの患者たちがどのようなことを思い、どうやって治療法を選択したかを知ることができます。
また、日本でもこのような試みがなされているようです。
動画と意思決定との関係について、日本でも研究結果が出ることを期待しています。







