2009年5月アーカイブ

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大腸がんにかかる人も、大腸がんで亡くなる人も、年々増加していると言われています。女性のがん死亡原因第一位は大腸がんであり(人口動態計/平成16年3月15日発行)、2020年までの予測でも日本人のがん罹患率の第一位が大腸がんとなっています。(がん統計白書2004)

しかし大腸がんは他のがんと比べると比較的進行がゆっくりで、早期にがんを発見できれば、完治する可能性も高いと言われています。そこで大腸がんの早期発見を目指す検診が重要となるわけです。

しかし、標準的な検診の中でも大腸内視鏡検査は大腸に内視鏡を入れるわけですから、始めての方にはなかなか勇気のいる検査です。そんな大腸内視鏡検査に代わる検査として注目を浴びているのがバーチャル大腸内視鏡/コンピュータ断層撮影(CT)コロノグラフィです。

2008-09-17発表のNCI※臨床試験結果では、『標準的な大腸内視鏡とほぼ同等の成績を示し、結腸直腸癌の初回検診に応用できる』といいます。  
※NCI: 米国国立癌研究所

こんなに楽な検査であれば是非受けてみたい!と思う方も多いのではないでしょうか。ではこの検査、実際はどこで、どんなふうに受けることができるのでしょう?

こちらの記事をご覧下さい。
大腸がん検診で注目度高まる---CTコロノグラフィ体験記 (2009年5月26日)

この記事、体験談なのでリアルで分かりやすいです。早速、記者が体験したという国立がんセンターがん予防・検診研究センターへ問い合わせましたが、残念ながら、現在CTコロノグラフィの検診受付はしていないということで、今年度中の開始に向けて調整中とのこと。現在はどこの医療機関でも受けられる状況ではありませんが、病院によっては取り入れているところもあるようです。

負担の少ない検診が開発されていくことで、検診の受診率があがることは容易に予想されます。このような技術が広がっていくことで、気軽に大腸がん検診が受けられるようになって欲しいと思います。


posted by 楽患ナース【治療や病院選びの強い味方】

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抗がん剤治療を受けましょう」と医師から言われたら、あなたは何が一番気になるでしょうか?
治療の副作用や後遺症ももちろん気になりますが、一番は薬の効果、つまりがんが治るかどうか、ということでしょう。

抗がん剤の効果は、がんの種類でまったく異なっていると言われています。抗がん剤がよく効くがんもあれば、ほとんど効かないがんもあります。

また、抗がん剤がよく効くがんであっても、100%の人に効果があるわけではありません。効果も人によって違います。

抗がん剤の知識 (癌研有明病院)
http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/cancer/cure/anti.html#top

抗がん剤といえば脱毛や吐き気を思い浮かべるというように厳しい治療です。
それ故以前より、”これから自分が受ける抗がん剤が効果があるかどうかを事前に知りたい”というのは治療を受ける患者さんの願いでした。

そんな望みに応えるべく、1990年代半ばから抗がん剤の効果を事前に判定しようという動きができてきました。

無駄な副作用を排除する先進医療・抗がん剤感受性試験  慶應義塾大学医学部 久保田哲朗教授
(2007年 医療安全推進者ネットワーク)

この記事の中で久保田教授は、

今後は、少量の検体(組織)があれば検査可能な分子生物学的な手法が日進月歩の勢いで発展しているので、内視鏡でごく少量のがん組織を採取する、もしくは血液を採取して、がん細胞の遺伝子や増殖に関わる遺伝子およびたんぱく質とその活性を調べて判定する方法が可能になるであろう。

と述べています。
そしてまさに下記の記事では、抗がん剤が効くタイプの患者かどうかを、遺伝子検査などで事前に判定する試みについて紹介されています。

抗がん剤の効果 事前判定 (2009年5月14日 読売新聞)

上記記事より一部引用
進行した大腸がんに対する新しい抗がん剤「セツキシマブ(商品名アービタックス)」について、国立がんセンター東病院(千葉県柏市)は5月、患者の遺伝子検査を、一部に保険がきく先進医療として始めた。


このように、同じ病気でも個々人の遺伝子の特徴などから治療法を変える、オーダーメイド医療が21世紀の中心的な医療になる可能性があると言われています。辛い治療だからこそ、抗がん剤治療を受ける誰もが“自分に効く薬”を知って治療を受けたい、いう思いを実現する日はもうすぐそこかもしれません。


posted by 楽患ナース【治療や病院選びの強い味方】

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ビデオに撮っておいた ETV特集 第256回 1月18日(日)「ミャンマーに医療のかけ橋を」を先日やっと見ることができました。

このドキュメンタリーは、ジャパンハート(発展途上国で子供を救う国際医療協力ボランティア医療団)と海を越える看護団(発展途上国で子供を救う国際医療協力ボランティア看護師たち)の活動をミャンマーで追ったものです。

国際医療貢献というと、過酷な勤務内容や悪い衛生状況などから私には向き合えない仕事だとの思いがありました。しかし、この特集の最初に吉岡医師が言った言葉に釘づけになりました。

「医療の届かない所に届けたい。海外の医療不十分なところや日本でも医療過疎地。そして日本人を含めて(医療が)届いていないのは心の部分。人々の精神的な部分に関わって満足を得てもらう。(それを)医療の形として生み出していきたい。」

この言葉の後に続いた現地活動の紹介映像の後、参加している医師と看護師のインタビューがありました。

28歳 医師
「医療的に良いこと と 彼ら的(現地のミャンマー人)に良いこと がある。でも彼らの人生の延長線上に病気も死も存在している。ここを中心に物事を考えていくことが出来るようになってきたかもしれない。」

33歳 医師
「患者にも生活や仕事がある。病気ではなく人を診ると日本でも言われてきた。しかし日本にいた時は患者の生活がどうなっているかを感じる場所は少なかった。ここでは、それを感じることができた。そしてそれが重要だと分かった。」

27歳 看護師
「患者の生活を考えて関わっていくことを気付かされた。病気が長引けば一緒にいる家族は働けない。お金がかかる。家も留守になる。家には子どもを置いて来ている。そんな家族の姿を見て、傷やその時の状況だけを看るのではなく、患者の背景を看て関わっていきたいと思う。日本でも患者と過ごす時間を大切にするようになった。日本もミャンマーも患者との関係は変わらない」


国際医療貢献を通じて見えてきたもの。それは「その人らしさを支えること」の大切さでした。それは反面、いかに「その人らしさを支えること」が今の日本の医療者にとって難しいものであるかという現実でもあったように思います。

患者の声を聞くことの重要性、患者らしさを支えることの大切さ、そしてその難しさを医療コーディネーター活動を通して実感してきました。なぜこんなにも患者視点になることが難しいのか、と悩むことも多いです。

しかし、ジャパンハートの活動に参加している方々の言葉を聞き、「その人らしさを支えることの重要性を知ること」は、こうした今を生きることが第一優先で、それを医療が補助しているといった厳しい状況の中に入りこんでこそ手に入れることができる貴重な財産であることを知りました。


ジャパンハート代表 吉岡秀人ブログ(ETV特集の感想も掲載されています)


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第7回ペイシェント・アクティブ・フォーラム
?がんのトータルケアー緩和ケアと統合医療について考える?
主催:ジャパンウェルネス

が開催されます。

<詳細>
日時 2009年5月23日(土)13:30?17:00(開場13:00)
   第1部13:30?15:30 基調講演
     患者と家族の希望をかなえる在宅ホスピスケアーなぜ家なのかー
         川越 厚(医療法人社団バリアンクリニック川越院長)
     がん医療における漢方の役割
         池上 文雄(千葉大学 環境健康フィールド科学センター教授)
   第2部15:45?16:35 セミナー
     セミナー1:禅僧ががんにかかったとき
         松濤 諦雲(大徳寺 龍泉庵 住職)
     セミナー2:在宅ケアを支える
         原 幸枝(日本赤十字広尾訪問看護ステーション 訪問看護係長)
     セミナー3:がんの痛みをやわらげる緩和医療のすすめ
         柳澤 博(戸田中央総合病院 緩和医療科部長)
場所 砂防会館別館シェーンバッハ・サボー(東京千代田区平河町2-7-5)
    地下鉄永田町駅有楽町線・半蔵門線・南北線)4番出口徒歩1分
   
定員 第1部400名/第2部各50名 (定員になり次第締切)

参加費 無料


以前岩本ゆりがジャパンウェルネスのサポートグループでファシリテーターをしていたご縁で今回のフォーラムの受付ボランティアをします。いらっしゃる方はぜひお声かけ下さい!