抗がん剤の効果を事前に知りたい

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抗がん剤治療を受けましょう」と医師から言われたら、あなたは何が一番気になるでしょうか?
治療の副作用や後遺症ももちろん気になりますが、一番は薬の効果、つまりがんが治るかどうか、ということでしょう。

抗がん剤の効果は、がんの種類でまったく異なっていると言われています。抗がん剤がよく効くがんもあれば、ほとんど効かないがんもあります。

また、抗がん剤がよく効くがんであっても、100%の人に効果があるわけではありません。効果も人によって違います。

抗がん剤の知識 (癌研有明病院)
http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/cancer/cure/anti.html#top

抗がん剤といえば脱毛や吐き気を思い浮かべるというように厳しい治療です。
それ故以前より、”これから自分が受ける抗がん剤が効果があるかどうかを事前に知りたい”というのは治療を受ける患者さんの願いでした。

そんな望みに応えるべく、1990年代半ばから抗がん剤の効果を事前に判定しようという動きができてきました。

無駄な副作用を排除する先進医療・抗がん剤感受性試験  慶應義塾大学医学部 久保田哲朗教授
(2007年 医療安全推進者ネットワーク)

この記事の中で久保田教授は、

今後は、少量の検体(組織)があれば検査可能な分子生物学的な手法が日進月歩の勢いで発展しているので、内視鏡でごく少量のがん組織を採取する、もしくは血液を採取して、がん細胞の遺伝子や増殖に関わる遺伝子およびたんぱく質とその活性を調べて判定する方法が可能になるであろう。

と述べています。
そしてまさに下記の記事では、抗がん剤が効くタイプの患者かどうかを、遺伝子検査などで事前に判定する試みについて紹介されています。

抗がん剤の効果 事前判定 (2009年5月14日 読売新聞)

上記記事より一部引用
進行した大腸がんに対する新しい抗がん剤「セツキシマブ(商品名アービタックス)」について、国立がんセンター東病院(千葉県柏市)は5月、患者の遺伝子検査を、一部に保険がきく先進医療として始めた。


このように、同じ病気でも個々人の遺伝子の特徴などから治療法を変える、オーダーメイド医療が21世紀の中心的な医療になる可能性があると言われています。辛い治療だからこそ、抗がん剤治療を受ける誰もが“自分に効く薬”を知って治療を受けたい、いう思いを実現する日はもうすぐそこかもしれません。


posted by 楽患ナース【治療や病院選びの強い味方】

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