
明日より3日間、第47回 日本癌治療学会学術集会が始まります。
この学会は、がん医療に特化した唯一の横断的な学会と言われていますが、今年から新しいチャレンジを始めました。
そのチャレンジとは、「がん治療への目線 Perspectives of Clinical Oncology」をテーマに据え、、医療者、患者・患者会(キャンサーサバイバー)、行政、企業のそれぞれの目線から日本における「がん治療の現状と変化」について開かれた議論を熱く交わすための場を準備したことです。
特に注目されているのは、がん患者やその家族を巻き込んだ一連の取り組み(スカラーシッププログラムや患者会による展示ブース、患者や支援者と医療者の交流の場となるラウンジの設営)で、これらはASCO(米国臨床腫瘍学会)やECCO(欧州癌治療学会)がすでに1980年代には始めていたものを参考にしているそうです。
引用記事:がんナビ がん患者や支援者に開かれた学会を実現へ(20090714)
これまで長い間、最新の医療知識は医療従事者の専売特許でした。しかし、こうした開かれた学会が始まることによって、医療知識へのアクセスも、医療者と患者の間の距離も変わっていくことでしょう。変革を期待するサバイバーの思いがひしひしと伝わってくる文章がありましたのでご紹介します。
今学会の市民公開講座の演者でありますサバイバーの NPO法人 HOPE★プロジェクト 理事長 桜井なおみさんが第47回日本癌治療学会学術集会によせて書かれた言葉です。
JSCO Daily News Preview 号(PDF) より
「日本癌治療学会から Cancer Survivorship の発信を!」
第47回日本癌治療学会学術集会は、「がん治療の目線」に「患者の目線」が加わる画期的な学会となります。1986 年にNCCS※が掲げたサバイバーの定義は「がん体験者、並びにケアをする人々」と記されています。つまり、本会の参加者は全て「サバイバー」です。サバイバーが一堂に集い、日本の医療を、そして社会の意識を変革する記念すべき会となることを切に願っています。日本の未来をともに描くために。
※NCCS:The National Coalition for Cancer Survivorship
この記念すべき学会に、私も医療従事者の一人として参加します。
歴史の変革を目の当たりにできることを楽しみにしています。



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