大災害と訪問看護

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今回の大災害から多くを学び、訪問看護ステーションの運営について今後に備えることが必要だと思いました。

ざっと検討している事項を挙げます。

 

・災害直後の優先順位

まずは "自身の安全確保" その上で "患者の安全確保"。ナースが心身ともに患者のケアをできる状態であることは何よりも重要だと思います。そして "自身の安全確保" はナースが、自身の環境、被害状況、今後の予測などを個別に判断して動くことだろうと思います。

そして、"患者の安全の確保" を、おそらく限られた資源の中で何ができるのか?医療処置、療養環境の世話、心のケア、それぞれを状況に応じて判断することになります。倫理なども関係する難しい部分です。スタッフおよび関係者と納得いくまで時間をかけて考えていくべき部分です。

 

・通信手段

ナース、患者さんの安全確保にはステーションとの通信手段が重要。今回の震災で携帯電話、電話、FAXいずれも数日まともにつながりませんでした。一方、インターネットは有線、無線ともに直後でもつながっていました。そもそも通話は回線を独占するので利用を制限されてしまう対象なので災害時には不便です。一方、パソコンメール、携帯メール、ツイッターなどは情報量が少ないので回線を圧迫しないため、有利です。ステーションのツイッター、メールを非常時連絡手段として活用しようと思います。

 

・薬、医療機器

医療には薬、医療機器は欠かせません。災害時には薬手帳で処方して頂けるようなので、患者さんには"おくすり手帳"は肌身離さずとお伝えしようと思います。次に処方があっても薬を取りに行けるかという問題があります。薬局との連絡手段を確認しておくことと、患者自身が余分に薬をもっておくことも必要かもしれません。

医療機器ですが、人工呼吸器を使う方はアンビューバッグ、足踏み式の吸引、バッテリー、自家発電など普段から備えることになります。今回、在宅酸素使用者については臨時での酸素ボンベの手配を業者主導で実施してくれました。業者によっても違うかもしれませんし、物流が止まることも考えられますから普段の備えが基本になろうかと思います。

 

・カルテ、データ

津波がすべての戸籍データをさらった、ということが今回ありました。バックアップをとれない紙データは災害に脆弱です。改めて電子化は"必須"だろうと思います。そしてバックアップは分散して保管する。ステーション内、東京内、という狭域ではなく、ローカルとクラウド(サーバー)とか、訪問看護レベルのデータ容量でしらたらUSBメモリに丸ごと入りますので防水USBの活用が考えられます。

 

これらを深堀してマニュアルを整備し、スタッフと共有したいと思います。

今日も前を向いていこう思います ^_^

 

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