残暑を忘れさせる鮮やかなピンク♪
※下記記事とは関係ございません。。。
5月17日 夕方より、
「患者の意思決定を支える」というタイトルで、三井記念病院の全職員と地域の訪問看護師を対象とした勉強会の講師を致しました。
患者さんやご家族の方に「納得して」医療を受けてもらうために、看護師が「情報提供型」ではなく、「課題抽出型」の支援方法で関わるにはどうしたら良いか、実際の相談事例を元にグループワークしてもらいまいした。
ワークの最後にはグループごとに結果を発表して頂くのですが、参加者にとってこれがとても刺激になるようです。まず、グループの構成員によって相談結果がかなり異なります。
1つめは、奥様からの相談で、本人には内緒で今後の療養のことを相談したい、という事例でした。
グループ発表では、
・まずはご本人のお話をお聞きしないと何も前に進まないので本人に会う
・療養環境について詳細に説明する
・病院の対応、病気の詳細が分からなければ相談には乗れないので主治医に連絡する
・なぜ、ご本人にお話し出来ないのかをお聞きする。
・ご本人を説得するためにはどうしたら良いか考えたが答えがでない
など、多彩な意見が出ました。
自分たちのグループでは話題に上がらなかったこと、正反対の意見、など様々な角度からの視点を得ることが出来たように思います。
最後に医療コーディネーターとしてどう相談に対応したかをお話しして講義を終了しました。
終了後、病棟に勤務しているという若手の看護師が数名が、今の病棟での悩み事に助言が欲しいと声を掛けて下さいました。入退院を繰り返す患者さんにどう関わったら良いのか対応に悩んでしました。
私自身、病院勤務していた頃は日々の実践の繰り返しの中で、患者の「意思決定支援」にどう取り組むべきか悩んでいました。とある患者さんの、このシチュエーションでは「情報提供型」なのか、それとも「課題抽出型」として関わっていくのか、悩む場面は多かったように思います。
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