大西先生の講演の様子
5月19日 司会とシンポジストとして参加しました。
http://non.rakkan.net/2012/04/post-95.html
第一部「大切な人を失うときの つらさを支えるケア」は、遺族ケア・家族外来で知られる大西秀樹先生の講演でした。
遺族ケア外来がなぜ生まれ、必要とされているのか、そこに集う方たちの思い、必要とされる支援、が分かりやすく、かつ簡潔に語られました。
第二部「住み慣れた家で 最後まで過ごす ‐実現したご家族の経験を聞く‐」は、緩和ケアの専門家が在宅でご家族を看取った経験を家族の立場で語りました。
医療者として現状を把握し、先を見通しながら過ごしていこうとされる静の部分と、家族として、第二の当事者として、揺れ動き、受け止められない思いに満たされる動の部分を併せ持った体験を聞かせて頂きました。両極端に触れる振り子のような体験は胸に迫るものでした。
シンポジウムは鈴木内科医院の鈴木央医師やあすか山訪問看護ステーションの平原看護師など、著名な方々のコメントも頂き、100名以上の方が参加された大変盛況な会となりました。
この講演会の主催者は、「市民に緩和ケアを広める」ことをライフワークにし、緩和ケア認定看護師の平野和恵さんでした。平野さんの人脈と熱い気持ちに賛同した方々の力で成り立っていた講演会だったと思います。
勇美記念財団 助成実績報告書はこちら
http://www.zaitakuiryo-yuumizaidan.com/data/file/data2_20120628115904.pdf
また、2012年11月3日‐4日には、第36回日本死の臨床研究会年次大会@京都にて、
http://rcpt.kyoto-bauc.or.jp/jard36/
「地域における緩和ケア普及啓発への取り組み 第2報 -市民公開講座の開催?」というタイトルで一般演題(ポスター)発表を致します。
年次大会へ参加される方はどうぞ足を御運び下さい!
コメントする