統合失調症の患者さんとの関わりで悩むことが多くあります。
精神症状が悪化している時の関わりの難しさはもちろんですが、良くなっている方への関わりも難しいのです。
例えば、本人は「良くなったのだから働きたい」「本来の生活に戻りたい」、とはいえ病状をみるとすぐには難しいと思われる時。
本人の「焦り」を浮き彫りにし、伝え、現実的な落としどころを模索していく作業は一進一退困難を極めます。そして看護者自身も「焦り」に絡め捕られていく感覚に陥ります。
そんな時、精神看護に詳しい看護の先輩からこの本をプレゼントして頂きました。
「看護のための精神医学」中井久夫+山口直彦 医学書院
この本の冒頭に「看護できない患者はいない」という言葉があります。
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