360度カンファレンス(意思決定支援研究会)第1回 「グリーフケアを考えるー病院と在宅の立場から」

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秋晴れの一昨日、南千住にて開催致しました。

今回はご遺族の方にも参加して頂いて、多職種での学びを深めました。

前半は3名から話題提供をしました。

まずは私から「在宅の立場から考えるグリーフケアについて」聖路加大学地域看護学小野先生の冊子を用いて基礎のおさらいを。
次に帝京科学大学看護学科の大西先生から今取り組んでいらっしゃる研究「がん患者を在宅で看取った家族の覚悟を支えた要因」のご発表。
最後は国立がん研究センター東病院のがん専門看護師である角甲さんから「終末期ケアと複雑性悲嘆」についての論文の紹介と、病院での
取り組みのご紹介がありました。

その後、ワールドカフェ形式で話し合いを持ちました。ご遺族、医師、在宅看護師、病院看護師、ヘルパー、ケアマネージャー、看護学校の先生、
高齢者住宅の施設長、互いの職種の違いを超えての話し合いは大いに盛り上がり、2時間半はあっという間でした。

話題に出たことを徒然にご紹介します。

・グリーフケアとは、死後だけに焦点を当てるものではなく、生きている時からの関わりが大切である
・それはまさに緩和ケアの理念そのものである
・本人・家族の覚悟を支援することが良い看取りにつながり、良い見取りが悲嘆を軽減する
・病院で出来ることはその時期に応じた在宅看取りの情報を提供すること。在宅では、患者さんのニーズに応じた対応を出来るだけ実現して
欲しい。病院側が知っいる患者さんのニーズをもっと在宅側に提供していく仕組みが必要。病棟看護師と在宅看護師との連携が必要
・最後に救急対応になってしまう残念なケースもある。救急隊との連携も必要
・患者さんと家族の良い看取りを支えるために、療養場所に関する意思決定支援は重要
・ご遺族の方からは、関わる家族それぞれでグリーフの深さが違うこと、家族間であっても共有できることと出来ないことがあること、共に看取
りの時間を過ごしたスタッフと今日時間を共有出来たことが本当に嬉しかったことを教えてもらいました

その後は懇親会でも盛り上がり、合計5時間充実した時間を過ごしました。
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。やはり顔の見える関係作りは大切だと毎回思います。

最後になりましたが、今回は角甲さんのお力添えにて無事開催にこぎつけることができました。ありがとうございました。
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