コロナ禍の入院

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今年の夏のことです。本当に久しぶりに夜中3時の訪問がありました。

その日の朝に入院予定の患者さん。「トイレに行く」と起き上がったものの立ち上がれず。家族が支えてベットに戻ったころには点滴の針が抜けてしまったとのことでした。

コロナの影響で、がんの終末期の患者さんにとって、入院することは家族との今生の別れを意味しています。最後の夜をどんな思いで過ごしていたのでしょうか。

「我儘言ってごめんなさいね。でも私の意思なの。」
と言って入院を選択された患者さん。病気が分かる直前まで病院で働くナースでした。
薄れゆく意識の中で、「看護師さんは家族の希望でした。ありがとう。」そう言って最後に私の手を握ってくれました。

終わって外に出たら雨の合間の朝焼け。
あまりに綺麗で荒川土手まで見に行きました。
新しい朝の始まり。