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2007年08月01日

岩本ゆりプロフィール

<ごあいさつ>
 医療コーディネーターとして働いていると、毎日いろいろな病気の方とお会いします。病気という負のエネルギーが強く作用する中で働く職業は、辛い仕事だと思われがちです。しかし、私はこの仕事は正(生)のエネルギーに満ち溢れた素晴らしい仕事だと思っています。それは、病を経た人だけが持つ一種独特な、生と死を見つめて生きるという輝いた時間の経過を一緒に過ごすことが出来るからです。もちろん患者さんはいつも輝く時間を過ごしているわけではありません。、告知の直後や体調の悪い時など、落ち込んだり悩んだりする時間もあります。しかし、人間の素晴らしいところは、必ずその後に立ち直る強さを持っていることです。そして、その強さを支えているのは、人と人とのつながりや支えあいだと思います。
 患者さんにとって一番大切なことは、周囲の人に「助けて欲しい」「力になって欲しい」と訴えることの出来る強さを持つことだと考えます。たくさんの人を巻き込んで、病むこと、生きること、死ぬことを一人の問題にしないことです。誰もが通る道を、先人として指し示す勇気があることは、自分にとっても他人にとっても強い力となります。
 私は看護師として、患者さんが落ち込んだ時も、前向きな時も、患者さんの人生の傍らに寄り添い、その力となる存在であり続けたいと思います。

<資格>
看護師 助産師 看護学士

<学歴・職歴>
1972年 神奈川県生まれ
1991年 東京女学館高等学校卒業
1994年 東京医科大学 看護専門学校卒業
1995年 三楽病院附属 助産婦学院卒業
1995年 東京医科大学病院 産科病棟勤務('98年退職)
1999年 東京大学病院 婦人科病棟勤務
2001年 東京大学病院 特別室・緩和ケア病室勤務('03年退職)
2002年 NPO法人楽患ねっとを設立し副理事長就任、現在に至る。
2003年 医療コーディネーター開業、看護学士取得
2005年 日本医療コーディネーター協会副理事長就任('07年退任)
2007年 楽患ナース株式会社を設立し、取締役就任、現在に至る。

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2007年08月03日

医療コーディネーターによる無料対面相談

『医療コーディネーターサービスは自分の役に立つのだろうか?』という方いらっしゃると思います。医療コーディネーターによる無料対面相談(予約制・お1人30分まで)があります。お気軽に電話もしくはメール連絡下さい。

電話:
050-1368-1849

予約電話受付時間:
午前10:00~午後9:00
月~土 祝祭日を除く

メール:
info@rakkan.net

日時:
7/26(土)
①10:10~10:40 ②11:00~11:30
2組まで

場所:
東京都北千住駅近辺 ほか
※場所の詳細は電話・メールにて


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2007年08月25日

がん拠点病院相談支援センター (岩本ゆり)

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昨日は箱根にて、某企業の研修会で医療コーディネーターに関する講演を行いました。

講演では、乳がんの患者会ブーゲンビリアの内田絵子さんとご一緒しました。内田さんの研究テーマの一つは、がんの相談業務。その関連で、昨年・今年と東京のがん拠点病院における相談支援センターを覆面で調査したそうです。その中で、建物が古いけれど、東京一光っているナースがいた拠点病院があったとのこと。そのナースの素晴らしさは、相談室に案内されてすぐに言われた言葉ににじみ出ていた、と内田さんは語られていました。

その相談室のナースは、「私はこの相談室が、患者さんが安心して泣けるような場所にしたいのです」と言ったそうです。

私は医療コーディネーターとして患者さんのご自宅に伺い、家族を交えて相談に乗る時一番大切にしていることがあります。それは気持ちを解放すること。その場に居合わせた全員が本年で語り合い、これまでの辛さを吐露しあい、お互いが同じ方向を向いて病気に向きあっていけるようにできたら最高だと思います。泣く、という行為は自分を素にし、相手の心を動かし、次のステージへと進む原動力になります。東京一だと言われた相談室のナースは、きっとそのことを知っているのだと思いました。

そして、内田さんという患者体験者であり、患者会の主催者として大勢の乳がん患者さんの声を聞き続けてきた方が、泣くことの大切さを語って下さったことは、本当に心に残りました。患者さんの声を聞くことは、自分自身の活動への振り返り、そして評価になると改めて思った出来事でした。


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2007年08月27日

開業ナース大集合 (岩本ゆり)

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10月21日(日)主婦会館にて「開業ナース大集合」が開催されます。開業ナース大集合への道のりについては、以前楽患日記で書きましたので こちら をご覧下さい。

上記にはまだ記載されておりませんでした当日の詳細が決まりましたのでご報告します。詳細はこちら(PDF)をご覧下さい。

実は、地域を支えるナースの実態報告ということで、私も出演します。当日おこしになる方、もしよろしければ是非お声を掛け下さい。同じ志を持った方々とお会いでき、そして夢を語れることを楽しみにしております!

また、後半のシンポジウムでは、飯島惠道さんが出演されます。飯島さんは尼僧であり、ナースです。今は東昌寺というお寺の副住職です2001年に恵道通信という連載を医学書院でされていて、私はその連載のファンでした!!初めてお会いできるということでワクワクしています。また、緩和の世界では有名な太田秀樹医師もいらっしゃいます。多彩な顔ぶれに菅原さんの迫力のトークが楽しみです。皆様、ぜひ御参加下さい。お待ちしております。


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2007年09月07日

第2回 楽患ねっと認定医療コーディネーター基礎講座のお知らせ

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9月22日(土)、23日(日)9時~17時までの2日間、第2回 楽患ねっと認定医療コーディネーター基礎講座を開講致します。

医療における意思決定支援に興味のある方、また実践をしたいと思っている方、 info@rakkan.net まで御連絡下さい。講座内容詳細をお送り致します。また、この講座の応募基準は、臨床経験5年以上の看護師および受講前に面接を受けられる方です。受講までの流れの詳細はこちらからご覧下さい。

新しい仲間との出会いを楽しみにしております。

2007年09月10日

ソーシャル・アントレプレナー・ギャザリング (岩本貴)

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ソーシャル・アントレプレナー・ギャザリング”に参加しました。日本語でいうと”社会企業家の集まり”といったところでしょうか?刺激の多いイベントでした。一番印象に残ったコメントを紹介します。とあるロハス系雑誌の編集長の言葉です。『社会企業家というと高尚な人という響きがあるが、始まりは2タイプあって、最初から明確な問題意識があって活動している人、もうひとつは、ひとに引っ張られて活動している内にそれが結果として社会起業だったというケース』。ちなみにその方は後者だそうです。その話をきいてスーッと肩の荷がおりたようです。僕はパートナーに引っ張られてこの世界に入ったくちなので、他の方々とはとても毛並みが違う、という思いがあったのですが、それよりもむしろ今の活動一つ一つが重要なのだと。


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2007年09月17日

第3回医療決断サポーター(支援員)養成講座 (岩本ゆり)

先週末、第3回医療決断サポーター(支援員)養成講座の講師を務めてきました。

その日は、午前中の医療メディエーション(和田仁孝先生)の講義を聴講するために早朝から福岡へ向かいました。講義は本当に素晴らしいものでした。和田先生の講義では、「医療における意思決定とは何か」をすっきりと分かり易く説明して頂けました。そもそも医療における意思決定とは何か、については私もいろいろと調べてきましたが、体系化されたものが見つかりませんでした。そうしたことからも、和田先生の講義は非常に貴重だったと思います。医療メディエーションの考え方そのものも、とても興味深いものでしたが、それに関しましてはまた別に記事を書いてご紹介させて頂きたいと思っています。

また、講義の後は講座の責任者である稲津医師と数名の受講生、そして波多江伸子さんと懇親会へ。
講義の時にはあまり積極的な反応が戻ってこなかったので伝えたかったことが伝わったかな?と少し心配になっていた私でしたが、懇親会ではお一人お一人が講義の感想や今の仕事のこと、MDSをどのように生かしていきたいと考えているのかなどをお話下さり、嬉しく感じました。今の勤務先で今後どのような果実を実らせて下さるのかとても楽しみです。

また、波多江さんとは以前よりお知り合いではありましたが今回が初対面でした。想像していたよりもとても若々しくて、エネルギーに満ち溢れた方だったことが印象的でした。いつも誰かの死を看取る活動をしていて辛くはないのか、と誰かが波多江さんに問うと、答えは「NO」。波多江さんが立ち会う死の現場は、想像よりも明るく、「死ぬこともまあいいんじゃないか」と思えるようになっていくとか。いつも本気の人間関係を結んでいるからこその言葉だと思います。交わした言葉の数々が今も私の中にたくさん残っています。短い時間しかお会いできなかったことが本当に残念でした。

今回の福岡滞在は、前を向いて歩いていくパワーの御裾分けをして頂いた刺激的な時間でした。


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2007年11月15日

本当の「患者力」とは何か? ~今の私に出来ること~ (岩本ゆり)

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先日、GEヘルスケア・エッセイ大賞の発表がありました。、『患者力』を鍛えよう~患者が変われば医療が変わる」をテーマにした企画です。エッセイを応募したのでこちらで紹介します。なお、残念ながら最終選考にノミネートはされませんでした。入選作品はこちら

<<< 本当の「患者力」とは何か? ~今の私に出来ること~ 岩本ゆり<<<

患者力という言葉は医療者には耳触りが良い。患者力を鍛えることが推奨されれば、それは医療者にとって都合良く働くからだ。患者力を鍛えれば良い医療を受けられる、良い医療を受けられないのは患者力が弱いから。患者力が弱いのは患者自身の努力が不足しているから、患者も医療者もそう考えがちだ。

ここ10数年、患者中心の医療が叫ばれ、「賢い患者になろう」が合言葉となった。一番分かりやすいのは医療現場の問題点の一つ、医療者と患者間の情報格差の是正だ。現在の患者は、インターネットを駆使して多様な情報を手に入れる。自治体や病院、患者会などが主催する勉強会も数多くなってきた。また、セカンドオピニオンも浸透し、専門医からの情報も入手できるようになった。情報格差は入手出来る情報量という意味では是正されてきた。しかし、情報格差とは患者が情報を手に入れればそれで解決される問題だろうか。果たして情報を持った患者は、次はその情報をどう自分ごととして解釈すれば良いのか悩み始めている。

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2007年12月10日

がん医療における地域連携と疾病ケアマネジメント

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先週の土曜日は、日本疾病管理研究会第18回例会で講演をする機会を頂きました。

今回の会では、「がん」という今大変注目されている疾患において、それを取り巻いている状況がどう変化しているのか、どのように疾病管理は行われているのか、について考える機会となりました。

私は、自身の実践報告をさせて頂きました。私の実践とはすなわち、がんの臨床における意思決定支援の実践です。
がんの疾病管理が行われるにあたりその前提として、患者さん側は、まず疾病管理の目標は何か?を明確にする必要があると思っています。しかし現場ではその前提を考える機会がないままに治療を受けている人たちがほとんどです。より良い医療を受けるため、まずは自分自身が納得のいく医療は何か?自分らしい医療とは・生き方とは何のか?を知る必要があります。医療コーディネーターは、まさにこの前提を支える役割を担っていると考えております。


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2008年08月01日

日本開業看護師会 発会

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2008 年7月19日(土) 日本開業看護師会 発会記念シンポジウムが、
「日本中に星降るほどの訪問看護ステーションを!」をスローガンに行われました。
http://www.nurse.gr.jp/media.pdf/080719.pdf

私(岩本ゆり)も80人いる発起人の一人に名前を連ねております。
昨年10月の開業ナース大集合から一年経たないうちに発会までこぎつけたパワーに菅原さんの本気を感じています。
http://non.rakkan.net/2007/10/post_17.html

終盤では、開業ナースの草分けである村松静子さんよりエールを送られ、菅原さんの目には光る物が見られました。思わず会場ももらい泣き。。。ナース同士が手をつないで、大きなうねりを作りだせるよう、微力ながら私にもできることをしたい、とそこに参加した皆が感じた瞬間ではなかったかと思います。

発会式を終え、これからが活動の本番。火を絶やすことなく、一人開業に向けて前に進んでいきたいです。

参考URL

看護師の「1人開業」実現を目指す 「日本開業看護師会」が設立集会
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/int/200807/507315.html

訪問看護の1人開業を目指し、「日本開業看護師会」が発足!
http://www.caremanagement.jp/modules/news/article.php?storyid=2419

2008年08月08日

北千住事務所 オープン!

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8月1日、北千住駅芸術センター11階に楽患ナース北千住事務所がオープンしました。

オープン当日は家具の搬入をし、何とか形になりました。

この事務所の目玉は応接スペースです。
これまでは患者さんのご自宅へお伺いすることを基本としておりましたが、何らかの事情でご自宅での面談を希望されない方、地方より御越しの方のために落ち着いた面接場所が欲しいと以前より思っておりました。この事務所で、たくさんの患者さん・御家族の方とお会いしたいと思っております。

写真のお花は、引っ越しの際に御手伝いに来て下さった楽患ナースメンバーから頂きました。応援して下さる方がいらっしゃるということは、本当に嬉しいです。

皆様、近くへお越しの際には是非お気軽に新事務所へ遊びにいらして下さい。
事務所までは日比谷より30分、大手町より25分です。心からお待ちしております。Image092.jpg

※なお、これまで通り西新井事務所も使用しております。郵便・電話・ファックス共に使用可能です。

2008年08月15日

やりたい仕事はできなくて当たり前?  (岩本ゆり)

先日、高校時代の同級生とランチをした。

彼女は、医療業界に少し関わりがある職業についている。
しかし、仕事で関りあいのある職種は、事務方や医師がほとんどのようである。

彼女から、「何で看護師さんは燃え尽きて辞めるの?」
と聞かれたので、「自分のやりたい仕事が出来ないからじゃない?」と答えた。

私「今の病院は患者さんの側にいて話を聞く時間はほとんどなくて、処置や医療機器の操作に追われて、看護師らしい仕事が出来ないんだよ。」

彼女「だって、処置や機器の操作って、看護師の仕事でしょ?」

私「そうだけど、それは看護業務の一部にすぎなくて、看護師が本当にやりたいことがやれないんだよ。」

彼女「でも、やりたいことがやれないのって、どんな仕事でもそうだよね。最近は医療も高度化していて、看護師もそれに対応した専門家を育ててるんじゃないの?」

私「・・・(絶句)」

確かに、どんな仕事だって『自分のやりたいこと』ばかりがやれるわけじゃない。
看護師特有かもしれないが、
”私たちのやりたいこと” = ”患者さんのために必要なこと”
だと多くの看護師が自覚している。そして「やりたいこと」は、法律に規定されている「診療の補助」と「療養上の世話」で表わされることだけではないのだ。
法律によって明文化されていないので、人によって表現方法は違うだろうが、看護師のやりたいこと、それは「その人らしさを支えること」だ。しかし、それは一般の人には全く伝わっていない。

看護師は、自分自身のやりがいのため、そして何より患者さんのため、と努力する。しかし多くの人たちが2-3年も経つと「現実と理想のギャップに燃え尽きて」「やりたいことが出来なくて」と言って辞めていく。

2007年の調査で、常勤看護職員離職率は12.4%だった。国家試験を受けて専門職となる看護師がこれだけ離職することは社会問題だと言う人もいる。

私たちは燃え尽きて、その後どうしているのだろう?
潜在看護師となり、もう看護の仕事には戻っていかないのだろうか?

私は、その人らしさをサポートする仕事、「医療コーディネーター」という仕事を立ち上げた。これは看護師が本来やるべき、そしてやりたい仕事だ。燃え尽きとは無縁であろう。それが私の離職後の道だ。

一般の人には、看護師が本来したいことが出来ていなくても医療はまわっていくと思われている。そうした一般の方の意識も変わっていかない限り、看護師の離職はとまらないのかもしれない。

分かってもらうためには、まず私たち看護師が、自分たちの仕事の価値を伝えていかなくていけない、そんなことを考えさせられたランチだった。

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